初心者向け女装メイク入門 ポイントメイク2
ビューラ−
マスカラを付ける前に、ビューラ−でまつげを持ち上げます。マスカラでなんとかしようとするのではなく、この時点で物理的に綺麗なカーブを作るのが大切です。普通は根元の方から順番にクセをつけて、カックンとならずに自然に上を向くようにしてあげます。最近クチコミで評判が良いのはシュウウエムラのアイラッシュカーラーです。

実は個人的にあまり得意ではなく、ホットビューラーを使っています。
![]() | National まつげくるん <ダブルアクション方式> パナソニック |
このまつげくるんをずっと愛用していますが、とても便利です。30秒ほどで暖まり、パッドで挟むだけでキレイにカールしてくれます。マスカラの前と後で2回使うとより長続きします。普通のビューラーで難しそうだったら、是非試してみて下さい。
まつげくるんにはコーム型のものもありますが、挟むタイプが断然便利です。
>挟むタイプのホットビューラー一覧
マスカラ
まつげに塗ります。まつげを太く長く見せるもので、かなり目の印象が変わります。ベタッとして昆虫の足のような仕上がりにならないよう気を付けて下さい。最初に軽くまつげの上からのせ、それから根元からしっかり上向きに塗ります。この時、黒目の上を濃く塗ると優しく仕上がります。下まつげにも軽く乗せてやると良いでしょう。ロング、ボリューム、カールなど様々なタイプがあり、目的によって選んだら良いですが、男性は女性に比べてどうしても睫が短いですから、繊維入りなので長く見せるタイプがお勧めです。色はやはりブラウン系が優しいでしょう。

Lancom Amplicils
濃密ボリューム・長さ・カールアップと、マスカラに求められる全ての機能を兼ね備えたマスカラ。扇のように広がりカールアップするまつげはその1本1本に液がしっかりと密着、ダマをつくることなくインパクトのある目元を演出します。
ボリューム抜群、ロング効果もあって存在感バッチリまつげが作れます。

HelenaRubinsteinExtravagant Mascara
パーフェクトで超精密なグラフィック ボリュームを装います。まるでまつ毛が増えたかのよう。太くしかも一本一本完璧に離され、カールを終日保ちます。
ボリュームタイプですが、カールも利いてもちが良いです。
アイブロウ
眉毛のことです。眉は本当に顔の印象を左右します。眉を描く時は、仏像に目を入れるくらいの気合いでやって下さい。描き方一つでガラッと印象が変わります。ポイントとしては、・眉山(眉の一番高い部分)は、黒目の外側と目尻からそれぞれ真上に上がった縦線の間に。
・眉頭(眉の一番鼻よりの部分)は、小鼻の脇から目頭を通る縦線の上に。
・眉尻のラインは上まぶたの外側の輪郭線と平行になる角度を目安に描く。
・眉尻のラインは、小鼻の脇と目尻の2点を通る斜めの線上で消えるように。
・眉尻のポイントは、眉頭より低くならないように。
といったことが一般に言われます。

普通の女性は日頃から眉の形を整えているのですが、女装メイクではそこから入らないといけません。いきなり抜いたりせず、まずは上の条件を元に理想の眉をイメージして下さい。それから、ペンシルを使って眉山、そして眉頭と眉尻をマーキングします。そこから明らかにはみ出している部分の毛は抜くか剃るかして下さい。抜いた方がキレイに仕上がりますが、失敗するのが怖い方は、はじめは剃るだけにしてみましょう。また眉ブラシなどで毛の流れを整えた上で、長さも眉ハサミ均等に整えてあげます。


いよいよ眉を描くことになるのですが、色々なスタイルがあります。鋭角に描いた方が凛々しい印象になりますが、少しでも女らしくするには緩いカーブを描くようにした方が良いでしょう。最近は太めに描く方が流行りですが、男性がそれをやるとますます男らしくなってしまうので、細すぎない程度にした方がベターです。
また、ペンシルで一本一本描くやり方ですと、女装メイクでははっきり眉ができすぎます。パウダーアイブロウがお勧めです。
>パウダーアイブロウ一覧
薄目の色で眉頭の方を描き、濃い目の色で細く眉尻の方を引いていく、という使い方です。オススメ!
眉毛を整えるのに必要な小物はこんな感じです。



チーク
頬紅です。ベースメイクのすぐ後でも良いのですが、個人的にはこの順序でメイクしています。一般的には、ほお骨から小鼻の方に掃くように入れるのですが、これは顔を鋭角に見せるチークです。特にオレンジ系でこれをやると、顔がごつごつして見えがちです。お勧めなのは、淡いピンク系のチークです。これを頬の内側から外に引く感じで使い、それからほお骨から小鼻より少し上に向かってぼかします。こうすると顔を丸く見せることができます。頬の下の部分にファンデより一段明るいフェイスカラーを軽く使うと、いっそう優しく仕上げられます。赤みの強すぎる色は「メイクしてます」という感じになりがちなので、注意して下さい。


クチコミでも絶大な人気のプリズム アゲイン。わたしも使っていますが、初心者は派手すぎない配色がお勧め。実際に肌に合わせないとなかなかわからない部分もあるので、最初は失敗覚悟で何種類か買ってみるの良いかもしれません。

高級感溢れるシャネルのチーク。ケースもゴージャス。
リップ
最後に口紅です。口紅というと赤を考えてしまいがちですが、キツい色はおばさん臭くなりがちです。若く見せるなら淡いピンク系など薄い色がお勧めです。赤系でもダークチェリーなどの暗い色を使うとセクシーになりますが、やりすぎるとケバくなるので、初心者は避けた方が良いかもしれません。リップクリームを塗って下地を整えた後、おおよそのラインを整えていきます。厚く塗る必要はありません。唇の輪郭をリップライナーで描いてあげると、ぷっくりと色っぽく見せられます。

ルージュで評価が高いイヴサンローラン。種類は色々ありますが、ルージュ・ヴォリュプテは特におすすめ。

グロスをプラスすると、グッとセクシーに。外せないアイテムです。

ディオールのリップライナー。下唇の縁を細く入れてあげると、ケバケバしくならずにぷっくりした印象を作れます。
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