初心者向け女装メイク入門 ベースメイク1
ベースメイクというのは、ポイントメイク(アイシャドウなど、部分を強調するメイク)の前に肌全体のトーンを作るメイクです。下地やファンデーションなどが含まれます。メイクというとついポイントに目が行ってしまいがちですが、ベースメイクがダメだと後はなにをやってもうまくいきません。何事も目立たないところからシッカリ積み重ねるのが成功のコツです。
メイク初心者によくあるのが「一点突破で何とかしよう」という姿勢です。どんなメイクアイテムも、一つで何とかしようとすると、派手になったり不自然になって、うまく仕上がりません。「ちょっとずつ細かく重ねる」がメイク基本だと心得ましょう。
下地
まずは化粧下地です。下地というのは、ファンデーションを塗るためのベースを作ることです。ナシでいきなりファンデーションを塗ってもいけないわけではありませんが、肌のキメを整えてみせること、ファンデーションのノリを良くするために、絶対に使った方が良いです。
メイク全般に言えることですが、ファンデならファンデ一つでなんとかしようとすると、どうしても厚塗りになっていかにも「オカマ」という感じになってしまいます。ですから、細かく段階を分けて薄く重ねていく方が自然な仕上がりになるのです。
量は極微量でOKです。「本当に違うのかな?」というくらい、薄ーくぬるだけで十分です。部屋の中だとはっきりわからないかもしれませんが、光に当たるとキメが違って見えます。
光の反射をコントロールする偏光系のものがお勧めです。

Estee Lauder Spotlight Sintone Perfector
肌にスーっとなじむ、軽い感触の乳液タイプのメークアップベース。まるでスポットライトを浴びているような、ほのかにピンクに輝く若々しい肌を演出します。また、老化の原因となる外的刺激から肌を守り、シミ、ソバカスを解消、肌の透明感を高めキメを整える働きもあります。
口コミでも評判の良い製品です。
ちなみに国内ですと5,250円ですが、StrawoberryNetという通販サイトでは3,264円です。海外発送の激安ショップです。世界中どこにでも送料無料、さらに3点以上購入で5%割り引きになります。
他に評判が良い定番として、ソニアリキエルのラトゥー エクラ シュブリムがあります。個人的にも愛用しています。

光の反射を操る偏光系下地。
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コンシーラー
コンシーラーとは、くまやしみ、肌荒れの気になる部分などをカバーするものです。スポット的に使います。この段階を怠ってファンデで全部隠そうとすると、どんどん厚塗りになってしまうので注意が必要です。
くまを隠す時は、目の際まで塗らずに図のように内側だけぼかして入れるのがポイントです。

Lancome Stick Controle
気になる肌荒れを隠して肌を美しく見せるコンシーラー。肌を滑らかにします。
>その他のランコム コンシーラー
>その他のランコム コンシーラー

シミを隠すだけでなく、ビタミンC誘導体などのスキンケア成分を含んだドクターズコスメ。
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コントロールカラー
必須ではないのですが、赤みが気になる部分にグリーン系などを使って色を調整します。「緑色のお化粧?」と思うかもしれませんが、薄く伸ばしてやると、後でチークを入れる時に自然に見せられるのです。鼻の赤みが目立つと男性的に見えますから、これをカバーしてあげる効果もあります。
ひげ隠し
女装独得の大問題として、ひげ隠しがあります。もしできれば脱毛してしまうことをお勧めします。使いやすい除毛剤などについては別ページにまとめておきます。とりあえずは上のコンシーラーで隠すのが基本ですが、濃い人でカバーしきれない場合は、舞台用のドーランを使ってみる方法もあります。

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